- 「ブラインドタッチ」「ショートカットキー」を極める⇒『激早作業スピード』が手に入る
- 作業スピードが上がるとどうなるか⇒『試行錯誤』に時間を使える
- 1.ブラインドタッチを極めよう
- 2.ショートカットキーを極めよう
- まとめ
「ブラインドタッチ」「ショートカットキー」を極める
⇒『激早作業スピード』が手に入る
SEとしてのお仕事は「パソコンでの作業」に多くの時間を費やしますが、その作業スピードは「ブラインドタッチ」「ショートカットキー」の熟練度によって大きく左右します。
長年働いている先輩方は当たり前のようにできるので、わざわざ新人SEに対して
「ブラインドタッチ練習しろ!」
「ショートカットキー覚えろ!」
なんてことは言ってこないかもしれません。なぜならそれは「IT業界で働くうえで当たり前すぎるスキル」だからです。
つまり「できて当然でしょ」ってことです。
作業スピードが上がるとどうなるか
⇒『試行錯誤』に時間を使える
SEのお仕事は「時間との勝負」です。なので、作業スピードが上がれば上がるほど、「試行錯誤」に時間を使うことができます。この「試行錯誤」にとれだけ時間を取ることができるかによって、SEとしての成長速度が決まります。
「あれこれ試行錯誤するより、早めに先輩に聞いちゃった方が効率的じゃね?」というのも、状況によっては正解ではあります。「期限」が差し迫っており、一刻の猶予もない場合は即「先輩に聞いちゃう」のが正解です。
しかし、いつまでも先輩に頼りきりになってしまうと、「先輩が辞めた時/異動した時」に「やべーどうしよう。。」と青ざめることになります。
SEにとって、あれこれ「試行錯誤する時間」は「お宝」です。色々な場面で、あれこれ考えて「自分の力」で乗り越える経験を繰り返し積むことで「何でもできちゃうスーパーSE」になることができます。
そんなわけで、
「ブラインドタッチ」
「ショートカットキー」
を極めて「作業スピードを上げること」が「SEとしての成長速度」に間接的に影響するわけです。
1.ブラインドタッチを極めよう
「作業スピード」の重要性が分かったところで、まずは「ブラインドタッチ」を極めていきましょう!
ブラインドタッチ習得へのステップは、大きく分けて2つです。
①「ホームポジション」「各指の担当キー」の把握
「ホームポジション(両手の各指を置くキーの場所)」
「各指の担当キー」
を把握するのが、最初の関門となります。
「え~なんか打ちずらいよ」
「下見ながらの方が早く打てるんじゃね?」
とか思うかもしれませんが、慣れです。始めは誰しもそう思いますが、繰り返すことで慣れていきます。
ブラインドタッチを習得するのは、もはや「スポーツ」に近いです。始めは上手く出来なくても、何度も何度も練習繰り返せば、誰でもできるようになります。
②ひたすら訓練
「ホームポジション」と「各指の担当キー」が把握出来たら、あとは「ひたすら訓練」をするのみです。手が覚えるまで、ひたすらやりましょう。
訓練内容は【第一段階】から【第三段階】までありますが、どの訓練でも
キーを「担当の指」で打ったら、すかさず「ホームポジションに指を戻す」
というのが、鉄の掟となります。
初めに変な癖をつけてしまうと習得が遅れるので、基本に忠実にやっていきましょう。
【第一段階】「ABCDE・・・VWXYZ」の訓練
「ABCD・・・WXYZ」を、下を見ないで打てるようになるまで、ひたすら打ちまくりましょう。
【第二段階】「あいうえお、かきくけこ、・・・わをん」の訓練
第一段階と同じく、下を見ないで
「あいうえお、かきくけこ、・・・わをん」を打てるようになるまで、ひたすら打ちまくりましょう
【第三段階】「無料タイピングゲーム」で、ブラインドタッチを体に染み込ませる
【第一段階】【第二段階】までクリア出来たら、あとはもう「ひたすら色々な言葉を入力する訓練」をします。
「決まった順でキーを打つこと」に比べ、「ランダムにキーを打つこと」は、難易度が格段に上がりますが、これができるようになれば、やっと「ブラインドタッチマスター」を名乗ることが出来ます。
私が一番オススメ訓練方法は、「寿司打」という無料タイピングゲームを使用した訓練です。
お寿司が流れてくるので、流れきる前にローマ字入力でタイピングするゲームです。他のタイピングゲームも色々試してみましたが、これが一番面白くて、なおかつ使いやすかったです。
レベルが「初級」「中級」「上級」と分かれていて、各々のレベルに合わせて練習することができます。
「上級」はかなり難しいので、初めは「初級」からコツコツ練習していきましょう。
2.ショートカットキーを極めよう
続いては「ショートカットキー」です。
ブラインドタッチと同じくらい、重要かつ「SEにとってできて当たり前」のスキルなので、なるべく早く向上させていきましょう。
ショートカットキーを
「覚える(意識的)」⇒「使いこなす(無意識)」
となるまでは、結構時間がかかるものですが、慣れるとマウスを使うよりもはるかに速い作業スピードが手に入ります。
ショートカットキーを使いこなすために重要なのは以下2点です。
①どのショートカットキーを覚えるか決める(=全てを覚える必要はない)
ショートカットキーは、パソコン(Windows等)で使用できるものや、Office(Excel、Word等)で使用できるもの等、多岐にわたります。
「Windows ショートカットキー」
「Excel ショートカットキー」
「Word ショートカットキー」
等でググれば、良質な記事やサイトがたくさんヒットしますので、
「これだ!」
という記事を見つけ、それに絞ってまずはマスターしましょう。
「あれもこれも覚えたい」
と、手を伸ばしすぎるのはよくありません。「この世にある全てのショートカット」を全部覚えるなんて不可能です(というか、そんな人はそうそういない)。
まずは、今行っているお仕事で、作業の効率化につながるものだけ覚えて使いこなせればよいです。
②付箋に書いて、パソコンの横に貼る
上記①で決めたショートカットキーを付箋にすべて書き、パソコンに貼っておきましょう。受験生の時、トイレの壁に英単語を張り付けるようなもんです。
パソコン作業をするたびに
「付箋を見て実際に使ってみる」
ということを繰り返していくうちに、いつの日か無意識に使いこなすことができるようになります。
まとめ
「ブラインドタッチ」「ショートカット」の重要性、習得方法についてご理解いただけたでしょうか。
SEとして働いていると、「その現場でしか通用しないスキルしかみ身に付かない」なんてこともあります。そういったスキルは汎用性がないため、はっきりいって「極めなくてもいい」ものです。
しかし「ブラインドタッチ」「ショートカットキー」については「どこの現場でも通用する、汎用的なスキル」です。なので、極めておいても「絶対に損をしないスキル」
ですので、時間をかけて習得する意義があります。
新人SEの皆様は、できるだけ早く「ブラインドタッチ」「ショートカットキー」をマスターしちゃいましょうネ!